パフォーマンスチューニング

性能試験ログの読み方(CPU編:詰まりを見抜く)

1. はじめに性能試験で応答が重くなったとき、原因を正しく見立てるには数字の読み方が大切です。この記事は、CPUが主な要因だったケースを例に、どの指標をどの順番で見ると結論にたどり着けるかをまとめたものです。2. この章で使う用語run q...
パフォーマンスチューニング

JVMのGC 実践ガイド 後編(分析カタログと診断フロー)

1. はじめに本記事は、JVMにおけるGC(ガーベジコレクション)の観測と分析に焦点を当てた「後編」です。チューニングには踏み込まず、取得した観測データ(jstat出力など)をどのように読み解くかについて説明していきます。前編:GCの基本/...
パフォーマンスチューニング

JVMのGC 実践ガイド 中編(jstatの使い方と見方)

1.はじめに目的はjstatでGCを観測し、数字を読めるようになることです。対象はJava 21。GCはG1とZGCを中心に説明します。基本は -gcutil(利用率%)と -gc(サイズ=KB)の使い分け。-t(Timestamp列)/-...
パフォーマンスチューニング

JVMのGC 実践ガイド 前編(GCの基本と発火タイミング)

はじめに:この記事のきっかけこの記事は、機能追加に伴う性能試験がきっかけで執筆しました。CPU負荷が高い原因を探る中で「GCが関係しているのでは?」と仮説を立て、jstatコマンドで取得したログを分析しました。観測対象は以下の3点です。Yo...
DDD

DDD視点で作成した設計書サンプル(詳細版)

はじめに QUOカード デジタルイノベーションラボのコーディングテスト記事を題材に、DDD(ドメイン駆動設計)を意識した設計書サンプルをまとめました。
DDD

DDD視点で設計書を作成するための具体的な手順とポイント

はじめにクオカードのコーディングテスト(書籍管理システムのWeb API開発)を題材に、DDD(ドメイン駆動設計)の考え方を意識して設計書をどうまとめるかを整理してみました。まだまだ学んでいる途中ですが、自分なりに「こういう構成なら整理しや...
ソフトウェアテスト

Zabbixで押さえるべき監視項目と性能分析のポイント

ZabbixとはZabbixはインフラの健全性を継続的に確認するための監視ツールです。性能テストや本番運用におけるボトルネックの特定、障害の予兆検知といった場面で、監視データは非常に役立ちます。本記事では、アプリケーションサーバー(AP)と...
ソフトウェアテスト

性能試験の分析方法まとめ

はじめに本記事は性能試験中にシステムの遅延や応答時間の劣化が発生した場合に、4つのツール「jstat」「mpstat」「vmstat」「sar」を、どう使い分けるか解説します。※補足Javaアプリケーションを例にしていますが、mpstat、...
ソフトウェアテスト

sarでシステム負荷の履歴を追跡!時系列データからボトルネックを特定する方法

はじめに性能試験で「いつから遅くなったのか」「負荷のピークはどこか」を探るには、時系列データの確認が欠かせません。sarはCPU / メモリ / スワップ / ディスクI/O / ネットワークなどの統計情報を時系列で収集・表示できます。💡 ...
ソフトウェアテスト

vmstatでLinuxシステム全体を監視する方法|CPU・メモリ・I/Oの見方を解説

LinuxでCPUやメモリ、I/Oの状態を一括で確認するにはvmstatコマンドが便利です。本記事ではvmstatの基本的な使い方や出力結果の見方を、実例つきでわかりやすく解説します。